同名の映画も制作された、言わずと知れたホラー小説ですね。
夫と離婚し、もうすぐ6歳になる娘・郁子を連れて引っ越してきた淑美。
ふたりの新しい住まいは、埋立地にある築14年の7階建てです。
古い建物でもないのに、淑美は、水道から出る水に独特の臭みを感じていました。
ほかの部屋は事務所として使われているところが多く、住人もひとり住まいがほとんどです。
家族で住んでいるのは淑美と郁子だけでした。
ある日、屋上で花火をしていた淑美たちは、そこに見覚えのない真新しいカバンが落ちていることに気づきます。
郁子のほかに子どもはいないはずなのに、それはまぎれもなく幼児用のカバンでした。
管理人に届け出、安堵する淑美。
しかし再び屋上に上がってみると、赤いカバンは舞い戻ってきていました・・・
水は生活に密着したもの。
飲むだけでなく、料理、お風呂や洗濯、手洗いうがいにも水は必要ですよね。
人はもはや水なくして生きられません。
けれど水は、ときに人に猛威を振るうことがあります。
溺れることだってありますし、水を介して病原菌に感染することもあります。
水が侵されたら、わたしたちはどうやって生活すればいいのでしょう。
淑美が水をまずいと感じていたのも、ただ水が変わったことに身体がびっくりしただけで、本当に汚染されていたとは限りません。
しかし一度思い始めたら、妄想を止めることは難しくなってしまいます。
誰もいないはずなのに、人の気配を感じたり、床がきしむ音が聞こえたり・・・
怖がれば怖がるほど、深く疑心暗鬼に陥ります。
淑美は、仕事で読んだ猟奇的な小説のせいで、心が参ってしまった節もあります。
5,6歳の子どもが誰かに話しかけていたとしても、ひとりでおままごとをしている可能性のほうが高いはずです。
それでも考え始めると、全部を関連付けてしまうのが人間の性ですね。
しかも彼女が恐怖心を持ってしまったのは、水です。
生きていく限り逃れることができない水を汚染されていると感じたために、淑美は退路を断たれてしまいました。いや、自ら放棄してしまったのかもしれません。
映画では、美津子の霊がはっきりと登場します。
霊は淑美を母親代わりにしたくて、邪魔者である郁子を殺そうとしていました。
淑美が前夫と郁子の親権を争う調停中に起こった話です。
前夫に郁子を取られることを恐れた淑美の妄想が美津子の霊を呼び寄せたのでしょうか・・・
不安な気持ちに付け込まれないように、気をしっかり持っておかなければなりませんね。
さてさて、メディア買取ネットでは、今日ご紹介した
『仄暗い水の底から』
以外にも、鈴木光司さん原作の映像化作品
『リング』シリーズ
『貞子3D』シリーズ
中田秀夫監督の
『クロユリ団地』
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
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