原作はPlay Station2で発表された『ICO』です。
Play Station3用にHDリマスターされたほどの高い評価を得ていますね。
小説では、ゲームと異なる『ICO』の世界を楽しめました。
イコは、生贄として育てられたことで、運命を受け入れすぎていました。
生贄は、ほかの子どもたちよりも頑丈で、けがや病に苦むこともありません。
死の恐怖を味わったことは、これまでなかったでしょう。
“生贄の刻”が来ると、村長はイコをつれ、禁忌の山を登りました。そこで石になった街を見たのです。
多くの人々が救われるのならば、自分が犠牲になってもいいと、思ってしまいました。
生贄の特性としきたりが、イコの人間らしく生きるという欲求を刈り取ってしまったのです。
その結果、イコは生贄になることを受容しました。
ですがこれは、これまでの生贄たちもきっと同じこと.
なぜイコだけが、女王を倒すことができたのでしょうか。
注目すべきは、光輝の書を発見した少年・トトです。
トトは、イコのことを本当に大切に思っていました。
トクサの村の人々は、生贄であるイコと一線を引いて接しています。
まだ幼いトトは、そうではありません。
彼は、理由を知らさず禁止事項だけを伝える大人を、理不尽に感じていました。
しきたりへの反発精神、好奇心、そしてイコを救うために、トトは禁忌の山を登ります。
危険を顧みない行動でしたが、世界で唯一、霧の城に屈しない行動でもありました。
トトの行動は、褒められたものではありません。
けれど、トトを責めることもできません。
彼は、自然に芽生えた興味に従っただけなのですから。
むしろ、今まで押さえつけられてきたほかの村人たちのほうが、異常ですよね。
石に変えられた街を見てはじめて、トトは命の危機を感じて後悔しています。
長い歴史の中、隠され続けた死の街で、生きたいと強く願いました。
生気を失った世界で、もっとも素直な気持ちでした。
トトの気持ちに、光輝の書が引き寄せられたのかもしれません。
トトが持ち帰った光輝の書は、イコに生きる希望を与えました。絶望に打ちひしがれる世界に、大いなる光をもたらしました。
トトの勇気ある行動が、イコが歴史を変えるきっかけを作ったのでしょう。
可視化されている情報を鵜呑みにするのは簡単です。
しかし、目に見えない部分にも興味を向けることが、新しい扉を開く第一歩になるかもしれませんね。
さてさて、メディア買取ネットでは、今日ご紹介した
宮部みゆきさんの『ICO-霧の城-』を原作とする
『ICO』
以外にも、ソニー・コンピュータ・エンタテインメントのゲーム
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