秦建日子『推理小説』買取強化中です

2014/8/07 カテゴリ: 査定情報

秦建日子さん『推理小説』を読んでみました。

2006年
篠原涼子さん主演ドラマ『アンフェア』の原作ですね。




新宿の公園で殺人事件が起きた。

被害者はふたり。

ひとりは会社員の男。殺されたあと、左目をえぐられている。
もうひとりは高校生の女の子。
ふたりに接点は見つからず、通り魔殺人がささやかれ始めていた。

事件を担当することになった雪平夏見(演:篠原涼子)は、警視庁捜査一課で検挙率No.1を誇る
敏腕刑事
ついでに、とんでもない美人だ。

彼女とコンビを組んでいる若い安藤(瑛太)は、現場へ急行すべく、雪平のマンションを訪ねていた。

携帯を鳴らしても、呼び鈴を押しても返答なし。

上司に渡された合鍵を使って部屋に侵入した安藤が目にしたのは、ごみまみれの惨状。
雪平はその奥で、美しい肢体を惜しげもなく晒しながら、眠っていた――――




まず、嫌でも注視してしまう『推理小説』というタイトル。

ミステリ小説のタイトルといえば、「×××殺人」だとか、「○○○事件」だとか、あるいは「△△△殺人事件」といったものもよく見かけますよね。
少なくとも、本自身が「わたしは“ミステリ小説”です」なんて名乗ることはそうそうありません。

それをアッサリやってのけました。


しかも、秦建日子さんは脚本家としては当時から有名ですが、小説に関しては『推理小説』がデビュー作。

ミステリ好きならば、挑発されてしまったのではないでしょうか。



しかしこの『推理小説』、明らかにコテコテの“推理小説”ではありません。

事件が起こって探偵役がいて、犯人役がいるという意味では“推理小説”の要素はもちろんありますが、壮大なトリックで読み手の度肝を抜くようなものではありません。
むしろ「これは伏線かもしれない・・・」と思わせておいて、回収しないどころかフェイントのひとつにしてしまう、ある種大胆な手法を用いています。


その最たるが、最終章“おそらくは、納得のいかないラスト”。

どんな名作“推理小説”でも、結末に納得がいかなければ、その人の中ではただの駄作になってしまうでしょう。

それを著者自ら、納得しないだろうと予見しているということです。

かつてない衝撃を受けました。



推理小説』の名を冠しておいて、これをアンフェアと思わずにはいられませんよね。

けれど冒頭で、きちんと犯人の声明が出ています。

「これが、リアリティ」

「そして、オリジナリティ」

どんな小説にも、リアリティとオリジナリティが求められるのは当然です。



でもはたして、小説に必要なリアリティとは何なのでしょう。


まともな小説には、意味を持たないエピソードはほとんどないありません。

けれど現実の人生なら、いくつもの突発的なエピソードが、随所にちりばめられているはずです。



アンフェアなのか、それともリアリティを追求したのか・・・

推理小説”に一石を投じた、挑戦的な“推理小説”でした。




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