『サマーウォーズ』で知られる細田守監督がメガホンをとった、感動作ですね。
大学生の花は、教科書も持たず教室の片隅でひっそりと聴講する男が気になっていた。
勉強に熱心な様子だが、その身なりは裕福とは言えない。
男を気遣った花は、一緒に教科書を見ないかと持ち掛けた。
そうするうちに次第に仲良くなっていくふたりだが、男は花に秘密があるようで、いつも花を気にかけていた。
男は、おおかみおとこだった・・・
花はそれでも彼を受け入れ、一緒になることを決意する。
やがて娘の雪が生まれ、さらに花はふたり目を身ごもっていた。
大雨の夜、おおかみおとこは花に滋養をつけさせようと、狩りに出かける。
しかし、彼が戻ってくることはなかった・・・
おおかみでありながら人間の世界で懸命に生きようとした、おおかみおとこ。
皮肉なことに、物語の序盤、いきなりおおかみおとこが亡くなってしまいます。
何度見ても、残酷です。
ずっとほしかった家族を手に入れた矢先に、ひとりぼっちで死んでしまいました。
一方、花は最愛の人に先立たれたことになります。しかも自分は幼いこどもをふたりも抱えて。
唯一支えあえたのが、おおかみおとこだったのに。
彼女の悲しみと絶望は計り知れません。
生活には食べるものや住む場所が必要で、つまりお金が必要で、そのためには仕事が必要ですよね。
けれど社会人経験も手に職もない花に、雨と雪を育てながら十分暮らせるだけのお金を稼げる仕事は少ないでしょう。
八方塞がりな生活ですが、花は雨と雪を立派に育てようと、田舎に移り住みます。
ふたりはおおかみおとこがこの世に存在した証でもあります。
強い母ですね。
半人半獣というのは、どっちにもなれる便利な存在だと思っていましたが、どっちつかずな中途半端な存在とも言えます。
雪は人間として小学校に通っていたのに、「獣くさい」なんて言われたら、傷つくのは当然ですよね。
自分は人間のつもりでも、他人には別物のように映るのかもしれないと、不安にもなるはずです。
雨は雪とは逆に、おおかみに興味を持ち、森で生きようとします。
花からしてみれば、自分のこどもにかわりはなく、おおかみおとこがそうであったように、雨にも人間として生きてほしかったでしょうね。
最終的に、雨は父親よりも人間の血が濃い存在でありながら、おおかみとして生きることを選びます。
「こどもは親がいなくても勝手に育つ」なんて言いますが、近いものを感じさせられました。
とはいえ雨はまぎれもなく花の息子として生まれ、愛されている事実に変わりはありません。
自分を偽らず「好きに生きる」のも、二足の草鞋を履きこなすのも、楽なことではありませんね。
さてさて、メディア買取ネットでは、今日ご紹介した
『おおかみこどもの雨と雪』
のほかにも、細田守監督作品
『時をかける少女』
『サマーウォーズ』
また
『東京ゴッドファーザーズ』
『秒速5センチメートル』
のDVD&Blue-rayを買取強化しています。
お手元に眠っているお品物がございましたら、ぜひこの機会に現金化を目指してはいかがでしょうか?
CD、DVD&Blue-rayやゲームソフト、ゲームハードはもちろん、コミックや書籍なども、高価・簡単・スピード買取のメディア買取ネットにお任せください!
送料・手数料はもちろん無料!高速見積り、他社圧倒の高価査定、迅速入金も保証いたします!
皆さま、ぜひぜひお待ちしております!!